【製品レビュー】レゴ ニンジャゴー 「70725 ニンドロイド・メカドラゴン」

今日は久しぶりに製品のレビューをお送りします。
レゴ ニンジャゴーより、70725 ニンドロイド・メカドラゴンをご紹介。

 
 

まずはパッケージから。
表面のニンジャゴーのロゴの横には今シリーズのキーマン（多分）のニンドロイド（ニンジャ型アンドロイド）のゼンが大きく描かれ、右下にはセットに入っている主要キャラクターがピックアップされいて、どことなく「レゴ スターウォーズ」シリーズに近いレイアウトになっていますね。

裏面はお馴染みのギミック紹介になっており、実は今シリーズでは結構重要なポイントになっています。
というのも、いつも今シリーズでは説明書の巻末に載っているギミックの説明がかなり省略されているので、組み上げたセットのギミックで遊ぶ際にはここを参考にする必要があります。（その為か複数の言語で解説文が書かれている）
恐らくコストカット（説明書のページ数削減）の為の省略だと思われますが、ニンドロイド・メカドラゴンのような大型商品は先に箱を処分してしまう事もあるので、個人的には説明書の裏表紙にでもいいのでギミックの説明図を載せておいてくれると嬉しかったです。


 
 

ミニフィグは味方側2体（ロイド、ガーマドン先生）、敵側3体（ウー先生、クリプトー将軍、ニンドロイド）の計5体。
いずれも非常に細かなプリントや彩色が施されています。

前シリーズのラストでオーバー卿から解放されて正義の心を取り戻したガーマドンがニンジャゴーサイドに加わったのに対し、電脳世界で復活を果たしたオーバー卿（デジタル・オーバー卿）に操られた（？）ウー先生が敵側に回っている事が今シリーズの特徴ですね。敵のニンドロイドが非常にニンジャゴーサイドよりも忍者らしくデザインされている点や、前作までは味方側のモチーフだったドラゴン（オーバー卿を除く）が敵側で登場する点など、一見すると善悪が反転したかような構成になっているのがとても面白いです。


 
 
何気にこのセットだけでロイド君ファミリーがほぼ全員揃います。（実はガーマドンには嫁さんがいるのですが未製品化）
ガーマドン先生がロイドのイメージカラーであるグリーンを取り入れた服装になっているのが凄くGOOD。
ウー先生はヒゲが黒くなったせいかちょっと若返ったように見えますｗ

それにしても、父親が悪堕ちするわ、腕が4本になるわ、ドラゴンになるわ、やっと親父が元に戻ったと思ったら今度は伯父さんが操られるわ・・・と、ロイド君の一族は本当に忙しいですねｗ

 
 

今回の敵であるニンドロイドはサイバーパンク的な雰囲気がステキ。
忍者頭巾はヘビヘビ期のニンジャゴーの頭巾がベースになっているようで、良く見ると三つ又状の額当ても造形されています。

左がノーマルタイプで、右はクリプトー将軍という幹部格のキャラクター。
クリプトー将軍は重厚なデザインの新規造形のアーマーを装着しており、実にカッコいいですね。
アーマーの背部には刀パーツを2本マウントできるスリットも設けられています。（メカドラゴンのセットにはロイド用の刀しか付属しないので他のセットから持ってくる必要アリ）

 



メインモデルとなるメカドラゴン。先にも書きましたが、これまでずっと味方側のモチーフとしてリリースされてきたドラゴンが敵側で登場するというのは結構衝撃的でビックリしました。
体形や翼の構成など、全体的にヘビヘビ期にリリースされた4つ首の龍「ウルトラドラゴン」を踏襲したようなデザインになっており、ニンドロイドのフィグや悪のウー先生と併せて今シリーズのコンセプトを端的に表しているように思えます。


ウルトラドラゴンに匹敵する大ボリュームですが、定価16800円だったウルトラドラゴンに対し、メカドラゴンは11910円と7割程度の価格に抑えられていて手を出しやすくなったのも良いと思います。（ウルトラドラゴンは建物も入ってるので単純には比較できませんが、コストパフォーマンスはやはりメカドラゴンの方が優れていると思います）