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駅前帝国メガトロニア

レゴ ヒーローファクトリー/Herofactoryとバイオニクル/BIONICLEで作品制作しつつ、ヒーローファクトリーシリーズの最新情報をお届け。 その他、ゾイド、トランスフォーマー、メダロットなども。

   

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レゴ―ムービー2の感想

先月末にレゴムービー2公開されましたね。私も早速2回(公開日と今朝)観てきましたので簡単にですが感想を残しておきたいと思います。

まず結論から言えば面白い映画でした。
ここ数年「続編」系の映画・アニメに手痛い目にばっかり遭っていたので心が固くなりかけていましたが、前作のテーマを踏まえつつ続編としてのテーマを打ち出しながら各キャラクターも魅力的に活躍していました。

とりあえず新規キャラクターがきちんと役割をもって活躍する気持ちよさを思い出させてくれてありがとう。ほんとにありがとう。わがまま女王の登場シーン好きすぎてボーカルサントラ買いました。わーがまーまじょーぉぉー♪

前作を100点といするなら75点くらい・・・って下がってるじゃん。いや聞いて下さい前作が面白すぎるんですよ。完璧すぎるんですよ。知ってます?レゴムービー、あれ加点方式で採点したら100点満点中1000000点で「ははっ、これがほんとの百点万点だね!」みたいな映画なんですよ。バイオニクル出るしね。

で、今作も加点方式だと100点は余裕でオーバーフローするんですが減点方式で見ると点を落とす部分が多いかなーとも思いました。バイオニクル出ないし。

目立つところだと既存のサブキャラクターの出番はやや少なめでキャラ萌えエネルギーで観に行くと肩透かしを食らうかもしれません。バットマンはめっちゃ美味しいポジション(相変わらずスタッフのバットマンというキャラクターの理解度がすごい)ですが、ベニーやユニキャットたちは活躍控えめ、おしごと社長やバットコップに至っては数カットしか出番ないです・・・w

あとはテンポや緩急の付け方が前作と少し違ったり「新しい敵に敵わない」という描写が必要なせいか爽快感が減り・退屈感のあるカットが幾らかあるのも気になるかもしれません。機転を利かせてなんとかする(レゴ大喜利ともいう)シーンがあまりないのも原因かも。

とはいえ物語のテーマは好きだし、映画として面白いのは確かなので観て欲しいなと思います。上映館どんどん減っててゴールデンウィークまで上映してるか怪しいので早く・・・!早く劇場へ・・・!


以降ネタバレ有りの雑感をば。

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・エメット(フィグの方)
前作に引き続き主人公。(エメット少年(人間)の年齢経過に合わせて)周りが変化(中二病化)していく中でエメットだけ変わってない事に本人は焦るが、エメット少年の心根がまだ変わってない事を暗喩してるのかな?そう考えるとアツい。


・ルーシー(ワイルドガール
妹ちゃんを信じきれないエメット少年の心を反映してるっぽいキャラ。そもそもエメット少年はワイルドガールやユニキャットといった女児向けのレゴも大切にしている子なのは言うまでもないが、思春期男子ゆえにキラキラプリティー☆みたいなのが恥ずかしくなって(でもルーシーのフィグは大事だから)折衷案として魔改造(黒マジック染髪)したのかな?
最終的にキラキラな過去やポップソングを受け入れるのも、エメット少年が思春期特有の”照れ”を乗り越えつつ妹ちゃんの趣味嗜好を受け入れ・肯定する流れと連動してて良いよね。
エメットとレックスの対決は一見すると内面世界の葛藤みたいな感じですが、エメットがレックスを単純に倒すのではなく、過去を受け入れたルーシーが助けに来る(=相手を受け入れることをエメット少年が覚えた)事で自然消滅するんですよね。で、そしてエメットは頑なだった自分=レックスも受け入れると。


・バットマン
上映中「わがまま女王との結婚式の相手がバットマンなのは何でだろう」とずっと思っていたのですが、多分エメット少年の趣味・嗜好の根幹にあるのがバットマンなんですよね。(特に男の子的な趣味の面で)
つまり妹ちゃん的には「お兄ちゃんの大好きなバットマンで一緒に遊べれば仲直りできるのでは?」と思ってたのかなと。わがまま女王がバットマンを籠絡するくだりもバットマンというキャラクターを理解していないと出来ない事なので妹ちゃんもバットマンが好きなのかもしれませんが。


・ベニー&ロボひげ&ユニキャット
今回あまり出番のない彼らですが、そもそも彼らは「自由に自分らしく楽しくブロックで遊ぶ存在」なので敵サイド(妹ちゃん)と敵対しようがないんですよね。妹ちゃんは妹ちゃんで楽しくブロック遊びがしたい・してるだけなので。
レックスは中盤の芝刈りスーパーマンやレックスムージー達を「洗脳されてる」と切り捨てますが、それはレックス(頑なになったエメット少年)が妹ちゃんの遊び方を受け入れられてないだけで当の本人達は本当に楽しいから居るだけなんですよね。


・メイヘム将軍
男児テーマと女児テーマのハイブリットデザインで外面・内面共にルーシーとメイヘムは共通点が多く劇中でも絡みが多いです。
「兄と一緒に遊びたい妹が宇宙戦闘機を頑張って創ってくる」なんてシスコン努力値に1Pでも割り振ってたら尊すぎて爆散不可避な可愛いムーブですが、中二病を発症しかけてるエメット少年は自身の創作世界の邪魔だと一蹴しちゃうのリアル兄妹じゃん・・・って感じで良いよね(?)


・わがまま女王
今作MVP。後で知ったのですが彼女が変幻自在なのはエメット少年が妹ちゃんに最初にかけた言葉「ここでは何でも作ることができる」を反映してるためらしい。すごい。
ルーシーが素直になれないエメット少年の分身だとしたらこちらは上手く気持ちを言葉にできない妹ちゃんの分身といったところでしょうか。やたらミュージカルパートを挟むのはプリンセス系映画のパロディという面もありますが妹ちゃんの趣味が反映された結果だと思う。
「ゴッサムシティのおとこは~きらいよぉお~♪」は笑うしかない。


・レックス
(心を閉ざすルートを選んだ場合の)未来のエメット。担当声優であるクリス・プラットのネタで重武装しているのが話題ですが、要はこれエメット少年の思い描くハードでタフな男がクリス・プラットって事でクリス・プラットになりきることでタフ&ハードになろうとしたのがレックスみたいな図式なんじゃないかなと思ったり。
おしごと社長より露骨に悪意で動いてるのが最後どうなるかと思いましたがちゃんとエメットが折り合いつけてくれたのが良かった。でもロケットパンチ宇宙船はちゃんとロケットパンチして欲しかった。


・エメット少年(お兄ちゃん)
5年間妹とすれ違いを繰り返して心が固くなっちゃった人。
エメットがエメットなままでいるので根は優しいのだが、レックス化の未来(妹と完全に仲たがいする未来)が示されたのはやはり一番大事にしているエメットのフィグが行方不明になったのがキッカケなのだろうか。
劇中で「どっちが先に手を出したか」で兄妹で主張が違うのだが、エメット少年は「ハートのブロックを壊された」と思っていて、妹ちゃんは「ハートのブロックを組み替えたり、部品を取ろうとしたら壊したと思われた」という感じなのだろうか。


・妹ちゃん
5年前に貰ったレゴをちゃんを大事に持ってる程度には良い子なはずだが、序盤にハートのブロックや街を壊しちゃったりフィグを持ってっちゃったりと欲求に素直すぎるのが玉に瑕?
実は台詞がほとんど無いのだが兼役ではなく釘宮理恵さんが新規登用されてるとこに吹き替えスタッフの本気を感じる。


・パパ
ほぼゴルフしかしてないこと以上にブロックシティ消滅してるけどレゴやめちゃったのかな?そこだけが気がかり。


・ママ
「お産に近い・・・痛みのレベルが」
ところでママ以外はみんなちゃんと靴はいてなかった?


・エンドクレジット
初見だと「えっ、ホントにこんな歌詞なの?」と思ったけど本当に言ってるしパリの郊外で農園開きたい。サントラ版だと視覚効果とか声優のギャラの話とか端折られてるので心して聴こう。
Super Coolのインパクトが凄すぎるけどその後のCome Together NowとHello Me & Youも良いのでそっちにも字幕が欲しかったNaNaNaNa~♪


・本編
最初にも少し書いたけど序盤が少し退屈なのが惜しい。
テンポの違いもあるが、前作は障害を次々と排除したり、エメットと観客の目線が同じなので謎を次々と明かしたりできたが、今作は相手が妹でもちろん悪党ではないから暴力は振るえないし、終盤のどんでん返しの為に謎を謎のまま進行しないといけなかったのが原因だろうか。その分テンポでまくり返して欲しかったけど、やはり監督が代わるとそのあたりの匙加減が難しいのかもしれない。

あと、誰かが「2」は内面的になったのがヤダみたな事を言っていましたが、それについては前作こそ「1人遊びの世界(内面世界の話)」で、今作は「1人遊びの世界」同士が出合い「2人で遊ぶ世界」に融和(内向から外向へのシフトチェンジ)が描かれてたかなと思います。(その下準備で自分と向き合うわけですが)

可もあれば不可もある感じの映画でしたが面白いのは確かなので字幕版見るためにDVDは買いたいなぁ。

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