レゴの開発に携わるデザイナーのブログ『
Faber Files』で行われている、バイオニクルに関わるコンセプトアートを公開していく企画「
ツラガ・ファイル」で『
レゴ テクニック ブードゥーヘッズ』のコンセプトモデルを撮影した記録動画が公開されました。
『
ブードゥーヘッズ』(『ブードゥー島のボーンヘッズ』という仮題が充てられた時期もアリ)は、「スライザー」「ロボライダー」に続くキャラクターフィギュア路線のテクニックシリーズのサブラインとして1999年頃に企画され、後のバイオニクルの基礎となった幻のシリーズです。
スライザーの(想定外の)ヒットと、ロボライダーの不振を受けたレゴ社は、よりキャラクター性や対戦要素を強化した製品の開発に着手します。ブードゥーヘッズは「パンチ」や「噛みつき」といったより直接的な攻撃ギミックと、弱点に攻撃が当たると頭部が吹き飛び勝敗を判定するギミックを有していました。(一方でパッケージは自販機や売店での販路が拓けそうだったためロボライダーのボトルパッケージを踏襲)
しかし、「頭部が吹き飛ぶギミックは過激なものを好む米国の子供たちにウケだろう」という開発チームの思惑に反して、試遊した子供たちの反応は芳しくなかった(怖がったり、部品の紛失を恐れ遊ぶのをやめてしまった)ため、改良を余儀なくされます。
その後「マスクを着ける」というアイデアが加わる事で問題は解決し、この頃からバイオニクルの路線へと大きく舵を切っていったようです。
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