前回のファーノ・ジェットマシーンから間が空いてしまいましたが、そろそろレビューを再開していきたいと思います。というわけで今日は
レゴ ヒーローファクトリー:インベーション・フロム・ビロウから「
44017 ストーマー・フリーズマシーン」をご紹介。
【4/20:本文加筆】
ストーマー、戦いに備えよ!巨大なビーストやジャンパーが町を支配しようとしている。新しいフリーズ・マシーン・スーツで敵の侵略をふせぐのだ。スーツに身をつつみ、ヒーローたちをサポートせよ。侵入者たちにミサイルを放ち、回転アイスブラスターでこおらせてしまえ。ジャンパーたちは冷凍保存しておいて、ヒーロー・ファクトリーで分せきするぞ。(カタログの紹介文より)
発売日:2014年2月7日
パーツ数:88ピース
価格:2139円(消費税5%時) 2200円(消費税8%時)
※当レビューでは付属のシールを使用していません。
パッケージはお馴染みのビニールタイプで上部にはジッパーも付いています。
表面上部のイラストは襲い来るジャンパーの攻撃をかわしつつ反撃するストーマーが描かれています。裏面はギミックとミニフィグ及びその装備品の紹介。
フリーズマシーンはビーストの襲来に際してロッカがリモートビルダー / Remote Builder(現場でバトルマシーンを組み立てられる装置)で組み上げたストーマー専用のバトルマシーン。その名の示す通り冷凍系の武装が持ち味で右腕には回転アイスブラスター(ローテーシングアイスブラスター) / Rotating ice blasterが装備されています。
アニメでは物語の前半に登場。ジャンパーを蹴散らしながら現場へ駆け付けますが、凍結をものともしないジョー・ビーストにアイスブラスターを破壊され格闘戦で応戦、序盤は善戦しますが右腕を破壊された影響か敗北、フリーズマシーンは破壊されストーマーはジョー・ビーストに地中に引きずり込まれ囚われてしまいます。
ちなみに当初ロッカはフリーズマシーンの右腕はXLマシーンと同様のシューターを組み込もうとしていましたが、ストーマーの要請でアイスブラスターに変更された経緯があります。
同クラスのバトルマシーン群の中でもパワフルなデザインですね。
巨大な足、マニュピレーター、アモベルト付きブラスター、フリックミサイル、パラボラアンテナと武装面はXLマシーンと共通する点が多く、「XLマシーン級の装備をミドルクラス機に組み込もうと試みたのがフリーズマシーン」などと妄想が膨らみますw
構造自体は同クラスのマシーンの中では最もシンプルな部類ですが、コックピット下のハンドパーツや腿の装甲パーツの配置が独特で、かなりユーモラスなデザインに仕上がっています。
キャノピーは開閉可能で、画像だと見えずらいですが操縦桿も可動します。キャノピー下のアーマーパーツが他のマシーンよりも大型なためフィグの足元がスッポリと収まるのが良いですね。
また、コックピットユニットは脱着可能で「緊急時には脱出ポッドとしても機能する」という設定になっています。
コックピットの横(肩部分)にはパラボラアンテナ状の
通信装置 / Communication deviceと回転灯のようなもの(特に設定や名称はない模様)が取り付けられています。
また、左肩の穴にミニフィグ用の銃をマウント可能です。
左腕は
アイアンフィスト / Iron fistと呼ばれるマニピュレーターになっています。
指は付け根の部分でそれぞれ可動し付属の
ジャンパーなどを掴んで遊べます。
また、左肩には
フリックミサイルシューター / Flick missile shooterが取り付けられています。これは押し出し式のシューターになっていてデコピンの要領で飛ばして遊ぶ事が可能。
右腕には
回転アイスブラスター(ローテーシングアイスブラスター) / Rotating ice blasterを装備。ブラスター後部の黒いツマミを回すとブレード部分が回転します。
ブレード部分は肩から伸びているアモベルトはゴム製で腕の可動を妨げないようになっています。
背部には捕獲した
ジャンパーを格納する冷凍槽、
クライオチャンバー / Kryo chamberを装備。チャンバーは開閉可能で実際にジャンパーを入れた状態で閉める事ができます。
右肩のアーマーはプリントが入っています。
図案の「ヒーローファクトリーのシンボル」と「矢印」はバトルマシーンのプリント入りアーマーの共通要素になっていて、フリーズマシーンのものは冷凍系の能力をイメージしたカラーリングになっています。
パイロットを降ろすとこんな感じ。
マシーンの全高はヒーローのミニフィグの3~4倍くらいあります。ミニフィグを1.8mと仮定するとマシーンは5~7mくらいになりますかね。ヒーローのフィグは普通のミニフィグよりも大きめなので普通のミニフィグを基準にするともっと大きいかも?
ストーマー・フリーズマシーンにはストーマー/Stormerのミニフィグが付属。
カラーリングはヘルメットと手足が白、アーマーが銀色(フラットシルバー)、インナーヘッドが青となっています。
ヘルメットは1.0ないしブレイクアウト版をベースとしたデザイン。
ミニフィグ用の装備として銃とコンパネが付属します。
コンパネはクリア成形のタイルパーツに細かくプリントが入っていてキレイ。
ストーマー・フリーズマシーンには赤とオレンジの
ジャンパーが付属します。
ジャンパーはその名の通り、お尻の部分を指で押さえつけて離すとジャンプするギミックを持っています。仕組みは単純ですが意外と飛距離が長く上手くやれば1mは飛んでくれます。
ジャンパーは背中・ハーフペグ・脚の3つのパーツで構成されています。
脚の部分は後述のジャンプギミックの為に少し弾性のある素材で出来ています。
背中と足のパーツは中央にペグ穴があるのでビルドにも活用できそうですね。
各関節がボールジョイント接続なので広く可動します。
左手に可動する指を備えているお陰で表情付けがしやすく、ジャンパーを掴んだりミニフィグを手のひらに乗せたりと遊びがワイド(死語)なのもいいですね。
では総評を。独特なスタイルは好みが分かれそうですが、ギアを用いた腰可動以外はXLマシーンとほぼ同等という破格とも言えるギミック面のコストパフォーマンスが魅力的です。
白とガンメタル得尾基調とした色合いもシックで「パワードスーツに派手な色はちょっと・・・」という向きにも受け入れやすいかなと思います。右腕のアイスブラスターを普通の砲に改造するだけだけで結構シブいメカに生まれ変わりそうです。
パーツ面ではガンメタルの足パーツや手のパーツが美味しいです。(XLマシーンにも入っていますが手のパーツはこちらの方が1個多く、価格は2/3)氷柱パーツも2個入っているのはフリーズマシーンだけですし、白いロボアームが4個入っているのも嬉しいトコロ。
COMMENT
フリーズマシン
後期商品も楽しみです。