70206 チ・ラバル / CHI Laval
2014年後期のチーマは「炎のチ」と「氷のチ」のパワーを受けたアニマル戦士の対立がテーマになっており、2種類の「チ」のパワーを表現する為にクリアパーツが多く用いられている点が大きな特徴となっています。
また、胸部パーツが新造されており中央には「チ」の球が納められています。「チ」の球の下部にはスイッチのようなものが見えるので、ここを押すと球が取り外せるようになっているのかもしれませんね。
ライオン族のラバルもフェニックス族から授かった「炎のチ」のパワーで各所に炎の意匠を盛り込んだデザインに変更されています。
頭部パーツは2013年版と同じ形状ですが2014年版はダークレッドからクリアオレンジ成形に変更されており、『炎のタテガミ』といった雰囲気になっています。
肩部分には新型のショルダーアーマーが使用されています。HFアーマーに被せるタイプでやや鋭利的な形状になっているのが特徴的ですね。
手は2013年版と同じようにロー・ジョーの手を用いていますが、ロボアームを元にした指からパイロックスのようにクリアーの爪パーツを付けるパターンに変更されています。武器も「剣+円形の盾」という2013年版のパターンを踏襲していますが、剣は(見づらいですが)新クラッガーやパンサーにも用いられている新規造形のパーツと炎パーツを組み合わせたものに、盾は炎の絵柄がプリントされたものとなっています。円形の盾は無地だといささか地味だったのでプリントが入るのは(汎用性は下がりますが)嬉しいですね。
足はHF:IFBで登場したビースト用のもの金色のタイプが使用されています。ネコ科の足をイメージしているようで2013年版ラバルのプロトタイプに近い雰囲気になっていますね。
70207 チ・クラッガー / CHI Cragger
2013年版では敵サイドだったクラッガーですが2014年版は味方サイドでの参戦。
ラバル同様、頭部パーツは2013年版のそれと同型ですが、陣営変更に伴い頭部パーツは目の塗装が赤から水色に、銀色だった頭頂部の装甲部分も、金色のアーマーに合わせて金色に塗装が変更されています。
武器は槍から両刃の斧に変更。非常に大型で迫力のあった2013年版の武器と比べるとちょっとこじんまりとした印象ですね。
対してクラッガー本体は脛や腕にアーマーが追加されたり、肩部分に新規パーツを使った鎧が設けられたりと、だいぶ逞しいデザインとなっています。
クリアオレンジのフレームパーツが使われているのも特徴的で、装備類で「炎のチ」のパワーを表現していたラバルとは対照的にクラッガーは自身の身体にパワーが宿っているようなデザインになっていますね。
70208 チ・パンサー / CHI Panthar
2014年から新たに加わるヒョウ族のアニマル戦士「パンサー」は黒ヒョウがモチーフのようですね。同様に「炎のチ」を授かったラバルやクラッガーと比べると炎の要素は金色の右腕に集中しており、本体は一部に金色のアーマーが使われている程度に留まっています。右腕には長い爪が備わっており、ロッカ3.0を思い起こさせますね。
パンサーはラバルと同じネコ科(笑)のアニマル戦士ですが、頭部は2パーツ構成になっておりクラッガーのように口が開閉するように作られています。クラッガーもそうでしたがやはり口が動くと表情が出るのでこれは良い工夫ですね。
足の爪はよくみると新規パーツのようです。ラバルに使われているものよりもカーブが緩くやかで短めな形状になっています。ちなみにチーマのシステム系セットではクリアーのタイプなども登場するようです。
70209 チ・マンガス / CHI Mungus
マンガスは「氷のチ」を操る敵陣営の一角であるマンモス族のリーダー。
ストーマーXLやゴーザンといった、これまでのパワータイプキャラクターは胸部に大型のアーマーパーツを用いらていましたが、今シリーズでは胸の「チ」の球のギミックの関係で新パーツを使わざるを得ない為か、マンモスという力強いモチーフですが製品は思いのほか細身ですね。
武器はハンマーで、
桶パーツを組み合わせて作られているのが面白いです。
頭部もかなり変わった構成で、鼻部分がフレームとボールジョイント受けパーツを組み合わせたものとなっています。
右脚と左腕が透明になっているのが特徴的ですが、ミニフィグも同様にクリア成形になっているようです。よく見るとミニフィグには骨や筋繊維が露出したようなプリントもされており、もしかすると2014年後期の敵は「氷のチの力で復活したゾンビ」といった設定なのかもしれません。とはいえミニフィグの設定とキチンと磨り合わされている点は良いのですが、足や腕にもクリアーのアーマーを着けてくれた見栄えは良かったような気がします;
クリアブルーといえばHF:IFBではクリスタル・ビーストが出ますが、中間にボールの付いたフレームのクリアーが入っているのはチーマのみなので、組み合わせてより透明度の高いクリスタルビーストを作ってみるのも面白そうです。
70210 チ・ヴァーディ / CHI Vardy
エリス、ラザールに次ぐ第三の鳥系ビルダブルフィギュア。
鳥系のキモである翼は新規パーツが作り起こされています。白とクリアブルーの混色成形のようでグラデーションがとても綺麗ですね。翼パーツの新造に伴い翼の構造も従来のものから変更されており、フレームを組み合わせた構成からテクニックのアングルコネクタをベースにした構成に大きく変わっています。
体型もやや独特で、エリスやラザールと比べて首が長く足が短いデザインに。
頭部パーツは目がクリアーないし空洞になっているように見えますが、瞳をどうやって表現しているのかが気になりますね。
腕と右脚はマンガス同様クリアーになっています。二の腕部分にはヒーローファクトリー系セットでは初となるダークタン成形のパーツが使われており、今後この色が増えていくかどうかが気になるトコロ?
武器はかなり変わったデザインで、先端に丸ノコが付いた・・・槍でしょうか?
ノコ部分はまさかのクリアブルー成形で、なんかちょっと気になっていますw
70211 チ・ファーミノクス / CHI Fluminox
ファーミノクスは今シリーズのキートライブと思われるフェニックス族のリーダー。
ラバル達よりもワンランク上の価格帯なだけあって全体的に豪華な印象。
頭部パーツは後頭部がクリアーになっているのが気になりますね。
翼はヴァーディのようにアングルコネクタを中心とした構成です。新規パーツの翼が非常に綺麗で沢山集めて大きな翼を作りたくなってしまいます。
肩と脛にはクラッガーやパンサーにも用いられている新型ショルダーアーマーが使われており、味方側では特に新規パーツ率が高いように思います。
武器は巨大なボウガンで、シューター部分には久々にサモラランチャーが使われています。成形色は黒で何気に初登場だと思われます。
70212 チ・ファンガー卿 / CHI Sir Fangar
トラ族のファンガー卿もファーミノクス同様、他セットよりもワンランク上の価格帯。
パンサー同様、口は開閉する仕組みになっており、上顎にはサーベルタイガーのような長い犬歯が付いています。
背面にはボロボロの黒いマントと、クイーンビーストにも入っている骨のスパイクが備わっています。マントはファーノXLにも入っていましたが穴の空いたタイプが出るのはかなり久々です。(形状はこれまでに出たどのマントとも異なる様子)
足はラバルと同じようにネコ科の足をイメージしてかビーストに使われている足パーツの白いタイプ(新色)が使われています。
武器は先端にボールシューターと氷柱の付いた槍のようですね。
パッケージも少しだけ写っていますが殆ど見切れてしまっています;
アクションフィギュア系の商品はキチンとポージングさせると印象が変わるモデルが多いのでパッケージ画像の公開も楽しみです。
COMMENT
チーマ後期
足パーツなんかはデジラとかで扱われるのを待つべきかも知れませんが・・・
早く価格が知りたいところです。