レゴ ヒーローファクトリー/Herofactoryとバイオニクル/BIONICLEで作品制作しつつ、ヒーローファクトリーシリーズの最新情報をお届け。 その他、ゾイド、トランスフォーマー、メダロットなども。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
“ガリドー / Galidor”とは
ガリドー / Galidorとはレゴ社の提供で制作された30分枠のSF連続TVドラマシリーズと、それと連動した玩具群の総称で、レゴブロックが連続TV番組と玩具を連動させた恐らく初のシリーズ。
ドラマの正式なタイトルはGalidor: Defenders of the Outer Dimension(ガリドー:異次元の守護者たち)で、アメリカ及びカナダの子供向けTVチャンネルFOX Kids内で2002年2月から8月の約半年間に、シーズン1(2002/02/09~2002/06/08:全16話)とシーズン2(2002/06/22~2002/8/24:全10話)を合わせた全26話が放送されました。
物語は15歳の誕生日の前夜に、地図を投影する不思議な道具と異次元を移動できる乗り物TDNM(the Trans-Dimensional Navigation Module)通称『エッグ / Egg』を手に入れた少年ニコラス・ブルートゥース / Nicholas Bluetooth(ニック / Nick)と、彼の最大にして唯一の友達アレグラ・ゼーン/Allegra Zaneが、異世界の核となる聖域『ガリドー / Galidor』の秘密を求める冒険と、聖域の力を狙う悪党ゴーム / Gormとの攻防の旅を描いています。主人公のニックは腕を銃や機械の翼に変化させる能力があり、その能力を活かしたアクションも番組の見どころの1つとされています。
スポンサーであるレゴ社からは劇中のキャラクターやビークルを立体化したフィギュアが全15種発売されました。(日本未発売、EU圏で流通があったかは不明)
一見するとただのアクションフィギュアのように見えますが、各関節で分解が可能でいわゆる有形ブロック玩具としての側面も持った玩具で、各ジョイントはいわゆるエクソフォース関節と同形状になっており、レゴブロックとも互換性があります。
各商品のナンバリングもレゴブロックのそれに準じたものが割り当てられており、異論も多いですが(そしてそもそも存在を知らない人が多いですが)レゴ ガリドーもレゴブロックの1つだと認知されています。
また、一般販売された玩具以外にもマクドナルドでハッピーミール(日本でいうハッピーセット)のオマケとして付属したプロモーションセットも5種類存在し、こちらも頭部・胴体・脚・武器の4つに分解可能で組み換え(というか挿げ換え)が可能。
ただし、ハッピーミール版のジョイントは少々特殊な仕様になっているようでどの程度レゴブロックと互換性があるのかは不明です。(詳しくはこちら)
この他コミックやゲームも存在し、当時レゴ社が本腰で展開していた事が伺えます。
しかし、(最終的にヒットしたかどうかは当時を知らないので憶測の域は出ませんが)不振に終わり、レゴ社の映像メディアとの連携は2011年のニンジャゴーが現れるまで約9年もの間、従来のTVCMとビデオ、そしてバイオニクルシリーズの映画のみに留まる事となります。現在ではレゴ社の暗黒期を象徴の1つとして認知されているものの、国内での流通がほぼ無かった事もあり知名度は低く、レゴブロックの歴史を扱った書籍などでも年表に一行のみ名前が載る程度の扱いがされており、正に歴史の闇に葬られた存在と言えましょう。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
COMMENT
No Title
以前から棚で見かけてはいましたが、こういう物だったんですね!
しかしイグさんも奥が深いですねw
濃い、濃すぎる!
さて、自分も扱った関係で申せば、意外と質感は高い玩具なんですよね。哲学者な感じがする表情は巧いですし、鎧のエンボスも美しい。あと「杖」の出来の良さには驚かざるを得ませんでした。日本なら魔法少女(但し深夜アニメの)が使ってそうなデザインもポイントでしょう。
この種のアクションフィギュアトイをレゴ社の技術力で高度に仕上げたといってもよいのでしょうね。まぁ結果は以下略だったわけですが、でもまぁ今のアクションテーマ各種の成功をみれば、そのテストケースとしての価値はあったのかもしれませんね。
あと「※ レゴブロックです」にはさり気なく爆笑です。
>ベン・ケノビさん&GMさん
ニクル以上にレゴに見えないですよねーw
レゴはまだまだ珍品が眠っているのでこれからも発掘していきたいです。
もちろんオフ会に持ってくのでお楽しみにw
・関山さん
>意外と質感は高い玩具なんですよね。
ここはホントにその通りで、後は「もうちょっと塗装個所多かったら良かったかなー」ぐらいですかね。この頃のレゴは全体的に塗装が簡略化されがちなのが惜しいです。(SWのフィグとか)
>テストケースとしての価値
この頃は良くも悪くも実験的な時代だったのかもしれませんね。
今思うと「アクションフィギュア」や「電子玩具」「ロボティクス玩具」の開発は、この当時の玩具業界全体(それこそ世界規模での)のムーブメントだったのかも?