・70200 チ・ラバル / CHI Laval (£10.99)
ティザー画像のタイプとの最大の差異は頭部パーツと脚の構成。
脚は面白い組み方だっただけに普通の脚になってしまったのはちょっと残念。(試作版も既存のパーツのみの構成なので再現自体は可能)
カラーリングは試作版ではタン系の色のパーツがあるように見えましたが、ゴールドとガンメタル中心。
後、何故か盾は背中にマウントした状態がデフォルト扱いになっています。(左腕に装備した状態の方がカッコいいと思うのですが・・・)
・70201 チ・エリス / CHI Eris (£10.99)
エリスは女性キャラクターですが、チ(気)の球を使用した際に出現するチ・エリスは男性的なデザイン。
特徴的な翼は一体成型ではなくチーマで登場した小型の羽パーツを用いて表現。
リアルな鳥の翼とまではいかないまでも雰囲気はしっかり押さえていると思います。
少なくとも
ウルトラビルド版バットマンよりは遥かに進歩していると言えましょう。
武器である斧の刃は新パーツを2つ使用して表現。
刃のクリアブルー成形がキレイ。柄の下部分にハーフブッシュが付いてるのも細かい点ではありますが嬉しい配慮。ビルダー諸兄も見習うべきポイントです。
・70202 チ・ゴーザン / CHI Gorzan (£10.99)
ゴーザンは夏季に新登場するゴリラ族に属するキャラクター。
チ・ゴーザンは他のアニマル戦士(どうでもいいのですが日本版のこの呼び方はもうちょっとなんとかななかったものか・・・)と異なりハルクタイプのブレストが使われており、全体の構成もハルクに近いです。
しかし、ハルクに比べ胴体のボリュームは控え目(それでもシリーズ随一のボリューム)な代わりに、手には指があり、武器も所持、更にハルクの大きな弱点であった下半身にも適度なボリュームがあります。(画像ではわかりづらいですが、膝関節も一応あります)
ゴリラというキャラクターは日本ではやや敬遠されがちですが、ヘッドは中々カッコよく仕上がっているように思います。(ちなみにアメリカなどでは「森の賢者」と例えられるように力と知性を併せ持つ動物として人気があるそう)
武器のメイスは2色(パールゴールドとトランスダークブルー)のパイク付き鉄球パーツを組み合わされています。パールゴールドは新色、トランスダークブルーは一応他のセットにも入る事が明らかになっていましたが、マインドストーム NXT2.0の
教育版だけだったので通常ライン商品でもリリースされるのは嬉しい所。
・70203 チ・クラッガー / CHI Cragger (£10.99)
ティザー画像との差異は、頭部・肩の装飾・武器など。
特に武器はティザー画像では専用のものがデザインされていましたが、フロストビーストのソードの成形色違いのものが使用されています。
ティザー画像版の武器が凄くカッコよかったのでちょっと残念ですが、フロストビーストのソードも決して悪いものではないですし(ビルドの汎用性という面ではクセが少ないこちらの方が上)、柄は茶色のシャフト繋ぎを使って木製であることを感じさせるものにグレードアップ。刃の付け根に鎖の装飾も追加されており、単純に簡略化されたわけでは無い点は留意すべきでしょうか。
クラッガーに限ったことではないですが、目が単色なのはちょっと寂しい感じ。
特にクラッガーは目が大きめなので気になりがち?
パッケージのようにグラデーションを入れるか瞳を入れるかはしてほしかったところ。(まぁ、「ニンジャゴーのドラゴンみたいなキラキラな目を入れられるよりはマシ」ではありますがー)
体型は非常に独特で猫背体型と太めの首がワニの特徴をよく表しています。
カラーリングはダークグリーンやオリーブグリーン(?)といったHFでは珍しい色で構成されています。
・70204 チ・ウォリズ / CHI Worriz (£10.99)
ヴォリズの体型や武装パターンはラバルとよく似ていますね。
それでいて、ライオン族の王子であるラバルは滑らかなタテガミと曲線の効いた剣と盾とを持つのに対し、逆立った肩の毛やエッジの効いた剣と盾は、荒野を放浪するウルフ族の荒々しさを表現しており、2つの種族の対照的なイメージを上手く表現している好デザインだと思います。
カラーリングはクラッガーに続き、新濃灰とダークレッドというHFでは希少な色が用いられているのが特徴的。
ワーウルフを連想させる一般層にもとっつきやすいデザインですし、チーマ入門にいいかも。
・70205 チ・レーザー / CHI Razar (£10.99)
構成は限りなくチ・エリスと同一ですが、エリスの白と青を基調とした清楚なカラーに対し、この1年で馴染みつつある紫と黒という対照的なカラーリングで差別化されています。(ヒーローファクトリー:ブレインアタックでは黒系セットが欠番していたのでチーマで黒系パーツが供給されるのは嬉しいところ)
頭部は鉄仮面風で悪役としてのストレートなカッコよさを備えています。
武器の刃はエリスと同じ形状の新パーツが使われていますが、向こうが2つ合わせて斧になっているのに対してこちらは1つずつ鎌になっているのが面白いですね。柄には鎖が付いていますが、ひょっとすると連結して鎌ヌンチャクにするギミックがあったりするかも?
総評としては、「思ったより悪くない?」という感じ。
スーパーヒーローズの欠点として挙げられていた「バットマンの翼」や「ハルクのボディバランス」といった欠点も可能な限り改善されていてトータルでのフィギュアとしての完成度は上昇しています。
頭部は相変わらず潰しがききずらいですが、オリジナルのアニマル戦士を作るのも楽しいでしょうし、クラッガーなんかはそれこそ"ただのワニ"に作り替えたり、他のキャラクターもグリフォンやレイヴンといった幻獣に作り替えるという選択肢はあります。
パーツ取りの面でも関節強化ソケットは標準装備で、武器やアーマーには魅力的なものが散見でき、価格もHFのミドルクラス商品とほぼ同じなので選択肢としては大いにアリではないでしょうか。
ということで、個人的に非常に期待しているチーマのアクションフィギュアシリーズ。
国内での販売は未定ですが是非とも一般流通させてほしいですね。
COMMENT
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とりあえずエリスとレーザーは購入します。
クリブリで販売はされるのでしょうか?
>Z2さん
BEN10やスーパーヒーローズはその作品に思い入れがないとどうしても手を出しにくい感じでしたが、チーマは「動物の戦士」という取っ付きやすいコンセプトなので手を出しやすいです。
自分もとりあえず悪党側は一通り押さえておきたいなと思ってます。(可能ならば善玉も)
>クリブリでの販売
現時点では一切未定のようです。海外では夏頃に出るという話なので、日本でも夏の終わり頃には出そうな気がします。
チーマ
これは全部買っても損はない感じです。
それにしてもヒロファクの価格が下がったのは個人的には大助かりですよ。