ゾイドバトルストーリー
ゾイド歴2043年、
デスザウラーの攻撃によりへリック共和国首都はゼネバス皇帝の手に陥ちた。
しかし、へリック共和国軍はトンネル作戦を敢行し、
ウルトラザウルスを主力とする部隊は、
いち早くゾイド大陸中央山脈(野性ゾイドの生存域)への脱出に成功していた。
ゼネバス皇帝はへリック大統領追撃を命じゾイド中央山脈へ
デスザウラー大隊を進撃させた。
ゾイド歴2045年、ゾイド大陸は新しい局面を迎えようとしていた。
デスザウラー大隊の進撃は中央山脈に阻まれ、
レドラー空偵隊、
デスピオン特隊がスクランブル(緊急発進)した。
レドラーのレーダーがキャッチし、
デスピオン特隊が遭遇したのは、
共和国軍
メガトプロス機甲部隊であった。
メガトプロス機甲部隊は、主力の
メガトプロス、高速型の
バトルローバー、
水陸両用の
ネプチューンで編成されていた。
機体特徴
共和国軍の
対デスザウラー作戦は、中央山脈を舞台に接近戦に入っていた。
共和国軍は重撃型の
メガトプロスを主力とし、高速型の
バトルローバー、
水陸両用の
ネプチューンで
新機甲部隊を編成し戦いに備えていた。
バトルローバーは高速型の
オルニトレステス型で部隊の前衛、偵察攻撃に活躍する。
テクニカルデータ
全長:6.0m
全高3.6m
全幅:1.2m
重量:2.4t
最高速度:230km/h
武器
バルカン砲×1
電磁ハンド×2
機関銃(兵士用)×1
R24-05 バトルローバー:フロント&リアビュー
バトルローバーというと、やはりバトルストーリー3巻にて登場した、
バトスト初のヒロインである
ローザ大尉の愛機として活躍したのが印象的ですね。
(ちなみにローザは後に大統領夫人となります)
また、上山道郎氏の漫画「機獣新世紀ZOIDS」には、
民間作業用ゾイド「ランドローバー(ガンバ号)」という、
ランドローバーをモデルにしたと思われるオリジナルゾイドも登場しています。
横山宏デザインの帝国24は、骨をイメージした白い装甲や濃密ディティールが圧巻でしたが、
共和国24はディティールの量では一歩及ばないですが、(それでも当時のおもちゃの中では多い)
クリアパーツを大胆にあしらう事により近未来的なイメージを作り上げて、魅力を打ち出しています。
美しいクリアパーツからメカのディティールが覗いていいていい感じです。
バトスト3巻の広告にも書かれていた通り、細長いユニークな前足(電磁ハンド)も特徴的。
最初はティラノサウルスを初めとした前足の短い恐竜に慣れ親しんでいたこともあり、
細長い前足に違和感を覚えましたが、復元図を見れば分かるとおり、
なるほどオルニトレステスは細長い腕が特徴の恐竜です。
実はバトルローバーはゾイドアイデアコンテスト大賞作品を元に商品化されたゾイド。
同じように公募デザインを元に製品化されたゾイドには、
バリゲーター、カノントータス、ブラックライモスなどがあり何気に名機揃いです。
新ゾイドでもコロコロコミック誌上でコンテストが開催されました。
(その時の大賞作品が後のデススティンガーとなり製品化される)
R24-05 バトルローバー:フェイスアップ
クリアパーツの奥には目のようなディティールがあります。
似たような構造のゾイドというと共和国ではゴジュラスとウルトラザウルス、
帝国ではデスザウラーが存在しますが、目の雰囲気はちょっとデスザウラー寄りかも。
R24-05 バトルローバー:パイロット
バトルローバー専用パイロットが1体と武器の機関銃が付属。
正確には「共和国軍機甲部隊兵士」という名称。
ヘルメットのバイザーは赤外線暗視ゴーグルになっているという設定。
パイロットフィギュアは各関節が可動します。
各部にジョイントがあり武器をマウントさせることが可能。
手首や腰部が可動したりと、意外と可動箇所・範囲は広いです。
ただ、ちょっと立たせ辛いので今回はミクロマン用のスタンドを使用しています。
パイロットが乗り込むと『ドラえもんのび太の竜の騎士』などに出てきた、
恐竜にまたがった騎士のようにも見えます。
高速型という甲種に恥じないスラッとしたデザインもカッコいいです。
戦術的にも巨大な高速戦闘ゾイド(ライガー等)よりも汎用性・有用性は高そうです。
操縦席には操縦桿やセーフティバーもしっかり造型されています。
欲を言えばコンソール類があるともっと良かったかも。
ちなみに風防は可動するので角度の調節が可能。
腕、爪、尻尾の付け根が可動するのでそれなりに表情付けが可能です。
また、フィギュアと絡めて遊ぶことも出来るのがゾイド24の良い所ですね。
ゾイド24のサイズに合う格納庫キットとかないかなぁ・・・
(コトブキヤのチェーンベースでも良さそうですが)
ハイパワーゼンマイ搭載モデルの中でも結構大型の部類。
共和国小型ゾイドの代表格であるゴドスと並べてみてもこの通り。
しかし、
HMMコマンドウルフACのパッケージなどを見ると分かるのですが、
設定ではゾイド24は小型ゾイドよりも小さいのです。
バトルローバーはスターウォーズで言うところのスピーダーバイクに相当する兵器ですので、
複数機集めて編隊を組ませるのも楽しいかもしれません。
個人的にゾイド24の編隊はゾイドの中でも最も見栄えのするものの1つだと思ってたり。
それ故、共和国24部隊の要であるメガトプロスの復刻版は出ていないのが悔やまれます。
パンツァーティーアではその企画上帝国側だけの復刻でしたし、
リカラーシリーズのゼブルでもメガトプロス型は登場せず・・・
キットの中に1/72スケールのバトルローバーを同梱してくれたら絡めやすいんですけどねー
(一応、コマンドゾイドという食玩の第2弾には1/72版が存在します)
通常ゾイドとは絡めずらいですがキット単体での魅力はゾイドの中でもトップレベルです。
機会があればメガトプロスも・・・ でも諭吉が編隊飛行する価格だろうしなぁ・・・
なのでゴレーム、デスピオン、ロードスキッパーあたりを狙っていきたいと思います。
ゾイド24は傑作機が揃っているので、このシリーズに絞って集めてみても楽しいかもしれませんね。
以上、
R24-05 バトルローバーでした。
COMMENT
はじめまして
いつもブログ拝見させていただいています
バトルローバー、カッコイイですね
1月にUPされたAT-S3 コートダスターに
すこし似ていますね
>たけ&すんさん
コートダスターがモチーフというかネタ元にしているのは、
バトルローバーの対抗機種である帝国ゾイド24「ランドスキッパー」の方ですね。
似て見えるのは両機の運用コンセプトが共通しているからかと思います。